保活と呼ばれるこの時代、どこの保育園にしようか、幼稚園にしようか迷っていませんか?でも、見学に行ってもなにで判断したらいいか分からない、どんな保育園・幼稚園が良い園なの?人気な園ってなにが人気?とみなさんのお悩みを少しでも解決するお手伝いになればと思います。この記事では、着目すべきハード面をあげていきたいと思います。
1.給食かお弁当か
幼稚園・保育園選びがこの選択のみで決まるわけではないと思いますが、料理することが好きな人もいれば、苦痛な人もいます。自分が楽をするために、給食の園を選ぶことに罪悪感を感じるお母さんもいらっしゃるかもしれません。ですが、お母さんがご機嫌でいることって、子どもにとっても家庭にとってもとても大切です。お母さんの心の状態は、一番そばにいる子どもにとても大きな影響を及ぼすからこそ、ご機嫌かあちゃんでいるための選択を堂々としてほしいと思います。
2.園庭の広さ
「わらべうた」や「アナログゲーム」、「積み木」をやらないなんて園はたくさんありますが、外遊びをやりませんという園はないはずです。それは、身体を動かしてあそぶことが心と身体が健やかに育つためにも、脳を発達させるためにも、必要不可欠だからです。園庭が広いことが良しと思われるかもしれませんが、それよりも外遊びでしっかりと自由にのびのび、身体を動かす時間が確保されているのかが大切だと思います。園庭はあるけれど走ってはいけない園、園庭はないけど近くの公園に毎日あそびにいく園、広い園庭はあるけれど時間や場所などの制約が多い園、狭くても自由にのびのびと遊べる園、、、それぞれの園にはそれぞれの外遊びの考え方があり、やり方があります。多種多様だからこそよく見て園を選ぶということが大切です。
3.距離や登園手段
家から近い園、バス通園がある園が楽と考えられる方は多いと思います。時は金なりと言いますし、近いというのは、とても大切な要素だと思います。しかし、視点を変えると、このような考え方ができるのでいくつかあげてみたいと思います。家から多少遠くても、お子さんに合っていて、お母さんの価値観にも合っている園、こんな園で生活させたいと思える園、そんな園ってなかなかないと思うのです。ここの園すてきだなと思えることと、家からの距離を天秤にかけたら、どちらを優先させたいかということも考えてみてほしいのです。わたしは、家から車で15分かかる幼稚園に息子を通わせていました。下に1歳0歳の妹弟もいたので、正直大変だと感じることもありましたが、道中の息子との何気ない会話や、帰り道にコンビニで買ったおやつなどかけがえのない思い出になっています。時間が許されるのであれば、素敵だなと思った園を選ぶという選択肢もぜひ入れてほしいと思います。また、バス通園ではなく、徒歩や自転車で送り迎えをすることで、先生とのコミュニケーションがとりやすいというメリットもあります。
4.物的環境
物的環境とは、保育室、遊具、おもちゃや絵本、制作などの画材、素材、道具、どんぐりや枝や石などの自然物などを指します。保育環境は、子どもの育ちに大きく影響すると言われています。例えば、保育室は明るく、安全で安心して過ごすことができるかな、四季を感じられる工夫がされているかな、園庭の遊具で登る、降りる、ぶら下がる、などの全身運動を促すことができるか、ごっこ遊びができる環境が整っていて、遊びの中で、手先指先を使う経験、お友達と一緒に遊ぶ喜びを味わい、コミュニケーションを育む経験ができるかな、絵本を通して、豊かな言葉や表現・文字に触れながら、先生やお友達と心を通わせる喜びを感じることができるかな、砂遊びが自由にできる環境があって、ふるい、スコップ、ばけつなどの道具もあり、すくったり、掘ったりができるかな、砂に水をかけて泥だんご作りや川やダム作りができるかな、などなど、子どもの発達や年齢に応じた環境が適切に整えられていることが、子どもの発達や育ちにつながっていきます。
5.その他 小学校区や親の負担
小学校区を意識して、園選びをされる方もたくさんいらっしゃると思います。園から同じ友だちと就学できるのは幸せなこと。ですが、それだけで園を決めてしまうのは、それぞれの園で特色が違うからこそ、もったいないかもしれません。同じ園だったけど、小学校では全然絡まないということもよくあることです。子どもたちは、新しい環境にも順応し、そこで新たに人間関係を作っていく力を持っています。親は不安になるかもしれませんが、子どものその力を信じることも必要かもしれません。また、園によって親が参加する行事や保護者会の活動の有無など様々です。そのような集まりが得意な方は良いですが、苦手な方もいらっしゃると思います。わたしもそっちのタイプです。そこもお母さんがご機嫌でいられる選択をすることも大切だと思います。
まとめ
幼稚園・保育園選びのハード面について書いてみました。なにより、お母さんがご機嫌でいられることを念頭に選択することをぜひ忘れないでほしいと思います。園選びのソフト面についての投稿も合わせてお読みいただき、お母さんもお子さんも納得できる園選びができればいいなと思います。
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